バンコク周辺の忙しいお寺々
2024年7月22日
バンコクには多くのお寺がありますが、バンコク周辺の町々もまたお寺がたくさんあります。隣接するサムットプラカーン県は、地理的にバンコクから訪れやすい場所で、お寺巡りにとても便利です。
BTS線に乗って、スリナガリン駅で降り、10分ほど歩くとワットナイソーンウィハーン(Wat Naisoon Wihan)があります。週末にこのお寺を訪れましたが、メインの道路から小さなソイ(路地)を通って車が次々と入ってきます。週末には多くのタイ人が仕事を休んでお寺で時間を過ごすようです。タイの仏教は個人修行を重んじる小乗仏教とされていますが、親友や親族が亡くなるとお寺での葬式で僧侶たちから祈りを受け、生まれ変わりやより良い世へ行くことを願います。
しかし、バンコクのような経済が発展している地域では、娯楽施設が多く、仏教の教えを信じる人の割合が減っているかもしれません。葬式といえばほぼお寺で行われます。このお寺も例外ではなく、週末には多くの葬式が行われていました。
ワットナイソーンウィハーンは外観は一般的なタイのお寺のように見えます。華やかな門や仏像を祀る本堂があります。一番目立つ建物がお寺の真ん中にありますが、近づいてみるとそこには棺が安置されています。おそらく誰かの遺体が中にあり、タイの風習では亡くなってから何日か経つと葬式が行われるようです。葬式だと確信したのは、建物の横にある黒いスーツを着た100人以上の人々が集まっていたからです。私もカラフルな服を着ていたので、気まずくなってすぐにその場を離れました。
ワットナイソーンウィハーンに疲れたら、もう少し歩いて、ワットチャイモンコン(Wat Chai Mongkhon)に行くことができます。このお寺は開放的で、多くの僧侶たちがいました。勉強している僧侶も見かけました。タイのお寺の色といえば、ゴールドが主流です。ほんもののゴールドとは違いますが、日差しが強い日にはぴかぴかと美しく輝きます。
ワットチャイモンコンは観光客向けではなく、道案内の標識も少ないため、気ままに歩いてみました。このお寺にはたくさんのフィギュアがあります。傘を肩に持ち、杖を突いた黒いフィギュアは名無しの僧侶のようですが、毎日修行に励むタイの仏教の教えを象徴しています。
さらに進むと、現代的なフィギュアが目立ちます。これらはタイ人に尊敬される有名な海軍将軍を表しているようです。足元には赤い飲み物が供えられており、供養する前にも手を消毒して清潔にすることが重要だと考えられます。
お寺には犬も多く見られます。最後の建物の横の広場にはおそらく20匹以上の犬がいました。最初は怖いですが、普通に歩けば問題はありません。突然、数匹の犬が特定の方向に走っていくのを見たら、その先におばさんがいて、パンパンに詰まった鉢で犬たちに食べ物を配っていました。